本日ここに東京都中央区日本中国友好協会発会式にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
私は、人形町にあります農業共同組合新聞を発行しております、社団法人農協協会の副会長をしております。
まず最初に大変ご多忙の中、しかも夜分というのにお繰り合わせ戴きました中国大使館張成慶参事官様、またご来賓として衆議院議員・中山義活様の秘書官・中山寛進様、東京都日中友好協会・片岡健理事長さまのご臨席を賜り錦上華を沿えて盛大に式が開催できることに感謝申し上げます。また本会の趣旨にご賛同戴きご出席戴きました社長様方ほか各位にも厚くお礼を申し上げる次第であります。
考えてみますと、今年は中国建国60周年の記念すべき年であり遅ればせながら心からの祝意を申し上げるとともに今後のご発展を祈念する次第であります。おめでとうございました。この記念すべき年に友好協会の結成できますことに、大変な意義を感じるものであります。
さて、日本と中国の関係を紐解くと、それはそれは古い古い時代からの交流があり、まさに一衣帯水の親密なものであったと存じます。その証拠として「友、遠方より来る又、楽しからずや」の言葉がありますし、言葉は違っても文字は通用しました。しかし、先の大戦以来「蓬莱弱水の隔たり」となりましたが、漸く善隣友好の機運が高まって参りました。又近年の環境汚染は地球の限界にまで達し、これに輪をかけて世界規模の大不況が重なり、その脱出を図る新しい道を模索していますが、一国の対応や新しく金と物での対策で成功する宛てもありません。その最大の原因は何れの国でも第一に農業軽視をした結果であったと存じます。そして科学だけに頼った現代社会の結果は僅か一世紀も経ぬのに地球の終末を迎えようとしているのです。従って科学的方法や金と物では崩壊を加速するだけであることを証明しています。道に迷ったら元来た道の原点に帰る勇気を持つ事が必要であります。それは東洋文化の真髄である自然と共生する精神であり、東アジアの一衣帯水の姿の再現であり、人類生存の基本である共生の農業を基本に据えた国家、社会の構築であると確信するものであります。
小生も2000年には吉林省に、2005年と2008年の2回は江蘇省に有機農業シンポジュームに出席し交流を深め、交々両国の長短相補った情報交換し成果を挙げて参りました。
科学での環境汚染は食料汚染に繋がり安全農業としての、有機農業の重要さも認識され始めて参りましたが、まず世界諸国の食料の自国の自給農業の重要な役割だけではありません。新世紀は限界の見えてきた地下資源から地上資源エネルギー依存時代に入り、農業の使命は倍加するのであります。その意味においても世界こぞって国家の基本に農業をすえたものにしなければ、世界平和は画餅となります。東京都中央区日中友好協会を媒体にして日中が楽しい水魚の交わりを重ね、日中国民の健康で心豊かな社会実現の一助となる事を願いながら言い尽くせぬご挨拶代えさせて戴きます。ありがとうございました。謝謝
平成21年10月21日
東京都中央区日本中国友好協会
会長 佐藤喜作
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